夜桜冬花のひとりごと

日常で思ったことを綴ります

「普通」の恋愛

こんにちは、夜桜冬花です。

 

前回に引き続き、「普通」についての話です。今回のテーマは「恋愛」、私にとっての「普通の恋愛」について語っていきます。

 

私にとっての普通の恋愛とは、人が異性を好きになって、告白して付き合って、結婚する、というようなものです。告白して振られるかもしれませんし、付き合っても結婚まで行かないかもしれません。正直、そこはどうでも良くて、重要なのは「異性を好きになる」という部分です。

最近LGBTや性的マイノリティという言葉をよく聞くようになりました。男性が男性を好きになったり、女性が女性を好きになったり、男女どちらにも恋愛感情をもったり、恋愛感情はあるけど性的感情はないという人もいたりと恋愛観には様々な分類があります。ニュースなどで話題になることも多く、詳細な意味は知らなくとも聞いたことはある、という人も多いのではないでしょうか。(知らない人はこれを機に調べてみてください) このように、今の世の中では、従来考えられていた男女間の「普通」の恋愛とは違う恋愛について、理解しようという動きがあります。私自身も興味を持ち、1度調べたことがあるので多少の知識は持っていますし、そのような人がいることも理解しています。

ただ、将来私の前にそういう人が現れて、それを告白されたとして、私は受け入れることが出来ないと思うのです。表面的には、そうなんだと言って軽く流すかもしれません。相手を傷つけたくはありませんから、受け入れられないということはおそらく伝えません。しかし、表面上はそうでも、心では納得出来ないと思うのです。もちろん、それは私にとっての「普通の恋愛」と違うからです。

それと同じように、もし私が「普通の恋愛」をしない、出来ない人間だったなら、友達にも家族にもカミングアウトすることは出来ないと思います。おそらく、好きになった相手にも。それは、私自身が「普通」でない恋愛を受け入れられないから。私自身が私を受け入れられないのです。「普通」でないことを認めたくない。「普通」でない人間だと思われたくない。「普通」に生きていきたい。きっとそう思ってしまいます。

 

私は1度女性を好きになった経験があります。それがLoveだったのかLikeだったのか、それともRespectだったのか、今となっては分かりません。ですが、少なくとも私にとって相手の女性は特別で大切な人でした。友達と恋バナをしていて、私の好きな人の話になって。私はその友達を親友だと思っていましたし(今でも思ってます)、そのような偏見はないと思っていたので、正直にその女性について話しました。すると、時間が止まったように友達は固まりました。何か言われたわけではありません。ただ、その時から女性が女性を好きになることは「普通」では無いんだなと感じるようになりました。そして、それ以降女性を特別に好きになったとしても言えなくなりました。

今思えば、直接言われたわけではなくても日常で「普通」という言葉を聞く機会や「普通の恋愛」を感じる場面は多くありました。小学生の時に女性の先生が言っていた「私は男性が好きだから普通だ」という言葉、友達との恋バナで聞く男性に対する好意。何気ない言葉かもしれません。おそらくその先生にも友達にも悪気はなかったと思います。ただ、無意識に世の中での「普通」を決めてしまっていたのです。

 

どんなに理解が進もうと、一度持ってしまった偏見は簡単には変えられません。世の中に色んな恋愛観を持つ人がいるのと同じように、その恋愛観を理解できない、または理解していても受け入れられない人は少なからず存在します。世の中にとっての「普通」は存在しません。あるのは、それぞれの人にとっての「普通」のみ。私にとっての普通とあなたにとっての普通はおそらく違うでしょう。私はあなたにとっての普通が理解できないかもしれませんし、受け入れられないかもしれません。問題なのは、自分の普通をあたかも世の中の「普通」として表現してしまう言い方なのです。それぞれの普通が違うことを理解し、自分の普通が世の中の普通でないことを認められるようになれば、もう少し住みやすい世界になるのではないでしょうか。